経営理念構築のためのコーチングを受ける側の心構え 6つのポイント

|カテゴリ:企業経営とコーチング


コーチングは、コーチとクライアントの信頼関係が深いほど成果が上がるものですから、コーチはクライアントからの信頼に応えるべく、日々に自己研鑽に励むのは当然のことです。 その一方で、コーチングを受ける側、つまりコーチではなくクライアント側の心構え次第で、コーチングの効果が格段に違ってきます。 このコラムでは、経営理念を構築するための経営発展コーチングを受ける側のクライアントに向けた、コーチングの効果を高めるための6つの心構えについてまとめました。

心構え1.体調を整える

経営発展コーチングでは、コーチングを受ける側のクライアントに対して、本質的で重要な質問を投げかけます。 クライアントは、コーチからの質問に対して、直感的に答えていくだけで、「なぜこの仕事をするべきなのか」「なぜわが社が存在しなければならないのか」といった、経営理念の核になる本質的な考えを、心の深い部分から自ら力で引き出すことができます。 また、コーチの質問に答えていくだけで、さまざまな経営課題に対する答えや、業務改善の手段、新事業・新商品のアイデアなどが短時間で浮彫になることも多々あります。 そのような付加価値を生み出せるかどうかは、コーチングを行っている間に、コーチングを受ける側が心の深い部分にアクセスができるかどうかにかかっています。ですから、まず、コーチとクライアントの両方の体調が優れていることが非常に重要です。 例えば睡眠不足などで体調が悪いときのことを想像してみてください。そのときに、部下から重要な経営判断を求められたらどうでしょうか。そういったときには、良い判断をすることは難しいはずです。反対に、体調がよく、頭がクリアな時には、将棋の名人のように何手も先までが読めて、自信を持って意思決定を行うことが可能であると思います。 ですから、経営発展コーチングでは、コーチは常に身体を鍛えることを日課に入れて、常に体調を良好にし、疲れにくい身体をつくる工夫をしています。コーチングを受ける側のクライアントも、できるだけ体調を整えてお臨みいただくと、高いセッション効果が得られます。

心構え2.質の高い睡眠をとる

コーチングを受ける側の心構えとして、質の高い睡眠を2番目に述べたいと思います。 経営発展コーチングでは、特に基本理念を構築する段階や、重要な経営判断をテーマにしている場合には、お互いの集中力がものを言います。集中力を高めるためには、前述したように体調が良いことが必須となりますので、コーチング・セッションをお受けになる前日は、なるべく夜のお付き合いなどを避けるなどして、早めのご就寝を心がけてください。 ビジネスを発展させるためには、睡眠も大切な要素と考えていただきたいと思います。 そこで大切になるのが、睡眠の質です。会社のことや家庭のことなど、社長な何かと心配事が多いものです。しかし、心の大半を心配事が占めていると良い睡眠が取れません。 「明日のことを思い煩うことなかれ。明日のことは明日思い煩え。一日の苦労は一日で足れり」との聖句にしたがって、思い切って取り越し苦労をやめ、「明日のコーチング・セッションで課題を解決するぞ」と心に決めて、積極的休養を心掛けて頂きたいと思います。 もちろん、質の高い睡眠は、コーチングを受ける側だけでなく、コーチにも必要なことです。

心構え3.最重要事項に惜しみなく時間を投入する

コーチは、クライアントがコーチング・セッションによる成果を最大化するために、準備を整えた上で対話を行います。その際に、コーチングを受ける側はどんな準備が必要でしょうか。 一つには、集中してコーチングに臨んでいただくことが大事です。社長はとても多忙ですから、さまざまなことに同時に気を配らねばなりません。しかし、コーチング・セッションの時間は、ビジネスの発展ための最重要の時間です。コーチングの時間は、他のことに気を取られないように段取りを済ませておきたいものですね。 それでも、どうしても気にかかることが残るなら、それは重要な案件でしょう。この場合は、その課題自体をコーチング・セッションのテーマのひとつにして頂くと、短時間で結論を出すことができます。こうして課題を解決して、心に晴れやかさを取り戻してから本題のテーマに移るようにすると効果的です。 二つ目には、コーチから、コーチングを受ける側の人に対して、何か宿題が出されている場合は、それについて思いを巡らせておいて頂くということです。そうすることで次のコーチング・セッションの効果が高まります。 宿題といっても、コーチが出すものですから、それを考えることによって、心の態度が積極的に、建設的になる内容に限られます。時間がなくてしっかり取り組むことが出来なくても、起床後のひと時や、移動中、入浴しながら等、ゆったりと思いを巡らせるだけで、心を「成すべきこと=最重要事」に向けることができると思います。

心構え4.コーチングを受ける場所

経営発展コーチングでは、コーチはさまざまな提案をすることはありますが、あらゆる決定をクライアント自身にお願いしています。コーチングでお話したいテーマや、経営課題に対する複数の解決案からの選択など、重要な事柄はもちろん、コーチング・セッションを実施する場所も、基本的にコーチングを受ける側のクライアントが決めます。 その場合、コーチングを受ける側のご自身がリラックスできる場所や、コーチング中に他人から邪魔が入らない環境が望ましいと言えます。 コーチングを受ける場所は人によってさまざまで、「周りが少し賑やかな方がよいので、ホテルのラウンジや喫茶店」を希望される方もいますし、「会社の会議室が落ち着く」という方もいます。 コーチング・セッションのときに、時間がなくて食事がとれなかった場合もあることでしょう。コーチとお会いしてから、コーチング・セッションを始める前にサンドイッチなどの軽食をとりながら近況などを話し合うと、よいスターターになります。 初めて経営発展コーチングを受ける方で、場所の選定に迷われたら、お気軽にご相談ください。

心構え5.コーチを信じる

信じるに足る人とは、どのような要素を備えているのでしょうか。包容力、知識の量、経験の豊富さ、洞察力、認識力など、人間的魅力を醸すさまざまな要件があると思います。 経営発展コーチは、こうした徳目を磨きつつ、第一にクライアントに対して「真摯」であることを旨としています。 真摯さとは、「良心に従う強さ」だと思います。嘘のない、裏表のない正直さだと思います。私たちは、常にクライアントを善意の目で見、クライアントの未来が今よりもさらに明るくなることを信じ切っています。ですからコーチングを受ける側であるクライアントも、コーチの言動に真摯さを見出すことができたら、信じていただきたいと思います。 コーチングを受ける側がコーチを信じることで、その質問やフィードバックが大きな意味を持つようになってゆきます。

心構え6.自分を信じ切る

コーチを信じるということをお願いしました。ここでもう一つコーチングを受ける側の心構えとして、「自分を信じ切る」ことお願いしたいと思います。言い換えれば、本物の自己信頼を持つということです。これを縮めて「自信」といいます。 社長は、ライバルの存在や現実問題へ直視するなどの「もっと現実的に考えたほうが良いのではないか」という囁きを乗り越えるための「本物の自信」を持たなければ、会社を発展させる方向に心を定めることはできません。

社長が自分を信じ切るために必要なこと

コーチングを受ける側の社長が、自分を信じ切るために必要なのが、「経営理念を構築すること」です。経営理念は会社が目指す「理想」です。経営発展コーチングでは、これをもう一段深めて、「聖なる理想」にまで高めます。 「聖なる」という言葉は何でしょうか。それは、「自分を超えたもの」と言えます。つまり、「自分を超えたもののために自分がある」という理想です。そのような「聖なる理想」を持った人は、どのような障害があっても前進ができるという、強い存在になれるからなのです。「聖なる理想」は、会社が発展するための「大義名分」とも言えます。 理想の中に自分の欲得が混ざっていると、どうしても力が出てきませんね。そこで、「わが社の仕事は、自分たちのことを超えて、多くの人を幸せにするのだから、誰が何と言おうと、成功しなければならない!」と言い切れることが大事なのです。 「うちの製品やサービスは、これだけ素晴らしいものだ。これが広がることによって、世の中の人々に喜んでもらえる。だから、売り上げを伸ばしたい」と思えばこそ、会社としての売り上げ目標に正当性が出てきます。 もし、理想がいい加減なものであったならば、社長自らだけでなく社員たちも、「わが社の商品・サービスは、広がっても広がらなくても良い」という気持ちになるでしょう。「わが社の商品・サービスが売れなくても、他社の商品・サービスがあるからよい」と思っていたのでは力は出ません。 反対に、理想が純粋であればあるほど、目標必達への信念は強くなってきます。 ですから、コーチングを受ける側のクライアントには、コーチング・セッションを通じて理想の発見や本物の経営理念を構築していくことで、自信を強めていただきたいのです。そのような理想を実現しようとしている自分自身をこそ、信じ切れるようになるのだと思います。

リラックスして受ける

以上、コーチングを受ける側の心構えについてさまざまに述べてきました。コーチング・セッションの時間は、明るい未来を拓くためにコーチとクライアントが協力し合って、無から有をつくり出す、心の弾むような時間ですから、最善を期待し、リラックスしてお臨みくだされば幸いです。

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