機能する本物の経営理念かどうかのチェックポイント

|カテゴリ:企業経営とコーチング


機能する本物の経営理念かどうかのチェックポイント

つくり上げた経営理念が、「機能する本物の経営理念」になっているかどうかを判定するのは簡単です。それは、たったの2つです。

  1. 社長ご自身の熱意が高まるか?
  2. 社員一人ひとりが自分の仕事に価値を感じられるようになるか?

この2つを満たしている経営理念は、それを浸透させたときに、会社にイノベーションを起こせる土壌ができます。つまり、社員のやる気が増し、活気ある会社に変貌していきます。

1. 経営理念で社長ご自身の熱意が高まるか?

まず、最初のチェックポイントです。社長が経営理念を見直した時に、ご自身の熱意の高まりを感じる内容になっているかどうかです。経営理念が実現した姿を思うとき、腹の底からふつふつとやる気が起きてくる。こういう理念でなければ本物とは言えません。

会社経営では、会社が小さければ小さいほど、社長のやる気が会社の業績を決める割合が高くなります。「中小企業では、社長のやる気が会社経営の成果の50%を占めている」と述べている方もいるほどです。それだけ、社長のやる気が大切です。

経営理念が機能したら、まず社長のやる気がふつふつと沸き起こってきます。それこそ “三度のメシよりも仕事を進めるほうが楽しみ” になるという具合です。

経営発展コーチングをお受けになって経営理念を創った社長には、経営理念を創りはじめると間もなく、仕事への熱意が高まっていくことご実感していただいています。

2. 経営理念で社員が自分の仕事に価値を感じられるようになるか?

次のチェックポイントは、経営理念を浸透させたときに、社員一人ひとりが自分の仕事に価値を感じられるようになるかどうかです。

社員一人ひとりが、自分の仕事に本当に価値を感じるようになれば、仕事への向き合い方は当然変わります。社員が変わる力を持った理念こそ機能する理念なのです。

そして、社員たちが、仕事への価値を感じるためには、3つの要素を満たすことが大事です。

一つ目は、経営理念に盛り込まれた価値観や指針に則って考え、行動することで、彼らの人格が向上することです。

二つ目は、経営理念を実践することで社員たちが「仕事ができる」ようになることです。

そして三つ目には、会社の存在目的や価値観が、彼らのモチベーションを高められる内容になっていることです。つまり、会社内外を問わず多くの人の支持を得られるような内容になっていることが大事です。

そのような経営理念には、会社の存在意義、価値観、方針や指針、会社および社員たちの未来の姿が明確に描かれているはずです。

そして、社長自身が率先して経営理念実現に向けて取り組む姿勢を示すことで、「社長は本気だ」「経営理念を実現させる気だ」と社員が信じるようになり、経営理念が実現したときの自分自身の姿を思い描けるようになってゆくのです。

そのとき、会社は活気に満ち、大きくイノベーションがスタートするでしょう。

この記事は、お役に立ちましたか?


まずは、初回90分無料のコーチング体験セッションから

コーチングで成果を出すためには、コーチとの相性もあります。初回90分無料のコーチング体験セッションで、関山式ビジネスコーチングをご体験いただき、コーチングでビジネスを成功に導けそうかをご体感ください。


トップへ