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経営方針の大切さ

|カテゴリ:企業経営とコーチング


経営方針とは

経営理念をどのような要素で固めるかについては、明確なルールはなく、どのような要素で構築するかは企業ごとの好みによります。

一般的には、経営理念を「基本理念」「ミッション」「ビジョン」「クレド」「社是」「社訓」「行動指針」などの要素で構築することが多いと思います。

ビジネス発展コーチングで経営理念づくりをお手伝いする際には、経営理念の構成要素のなかに「経営方針」を設けることをお勧めしています。

経営方針は、上記の要素の中では「社是」に近い言葉であるといえます。

「社是」とは、会社が是とする考え方、つまり、会社が正しいとする考え方のことです。

私どもでは、この社是の中で、特に社長および経営陣にとって、意思決定の基準となるものを「経営方針」に位置づけています。

つまり経営方針は、経営担当者にとって意思決定の基準となるものです。

ちなみに、社是は「正しい考え方」ですから、全社員が共有すべき内容を具体化したものは「行動指針」に位置付けます。

また、この行動指針を「社訓」という形で社員に説く企業も多く見られます。社訓の「訓」は「教え」という意味ですから、「当社の従業員として守るべき教え」として設けるものです。

尚、ビジネス発展コーチングでは、社長様とともにつくり上げた「経営方針」は幹部研修用のソフトとして活用します。「行動指針」や「社訓」を基に、経営理念浸透のための社員研修教材を作成し、幹部研修や社員研修で学びを深めていただくことで、経営理念を浸透することができます。

経営方針は、意思決定のモノサシ

さて、社是は、全社員が大切にすべき考え方であるのに対し、経営方針は、社長および経営陣にとって、意思決定の基準として位置づけるべきものであることを述べました。

さらに付け加えると、経営方針は、会社の究極の使命である「基本理念」を具体化し、実現するための考え方でもあります。

経営担当者にとって「意思決定」を行うことは重要な仕事であり、ある意味では毎日が意思決定の連続であると言えるでしょう。この重要な意思決定の精度とスピードを増すのに役立つのが経営方針です。経営方針を明確にすると、意思決定の際にモノサシの役割を果たすため、これが定まると、社長自身が意思決定を行う際に迷いを打破する力となるのです。

また、経営担当者全員が社長と同じモノサシで判断できるようになるため、経営陣の意思統一を図ることができ、指揮命令が整然と行えるようになります。

尚、経営方針を幹部研修用のソフトとして活用すれば、経営陣が経営方針というモノサシを上手に使って考える力を養うことができます。

経営方針は社員に公開した方がよい3つの理由

「経営方針が経営判断のモノサシであるなら、あえて一般社員に公開する必要はないのではないか」という社長様がいらっしゃいます。しかし、私たちはあえてこれを公開した方がよいと考えています。その理由は3つあります。

1つ目の理由:人材を育てる

経営方針を一般社員や契約社員、パート、アルバイトにまで公開すると、「会社の方向は、経営方針に従って決められる」という認識を、社内全員で共有することができます。すると、経営陣の決定がたとえ朝令暮改になる必要がある場合でも、判断を変更する根拠を、経営方針で説明することができます。

こうすると、社員一人ひとりが「経営に参画するということはどういうことなのか」がだんだんと判るようになってきます。次の経営担当者候補、幹部になるためには、どのような努力をすれば良いかが判るようになりますから、人材教育に役立つのです。

課長、店長クラスの研修でも、経営方針の解説を行い、経営方針に従って考え、判断するように導くことで、高い能力を持つ経営担当者を育てることができます。

経営方針に従って経営判断を行っていく過程で、ゴールである経営理念やビジョン実現の方向に進んでゆきます。すると、社員のやる気にもつながってきます。

また、社長が経営方針に基づいて、私心を去った経営判断を積み重ねることで、経営判断のレベルは高まり、社長自身の成長にもつながります。

2つ目の理由:経営理念の浸透に役立つ

2つ目の理由は、経営理念の浸透に役立つことです。経営方針を公開し、社長や上層部が経営方針に則って経営判断を行うことで、経営理念を遵守するトップの姿勢を、社員たちに手本として示すことになります。

経営トップが経営理念に基づいて努力する姿は、経営理念が尊いものであることを無言で語ります。それが説得力になり、経営理念の浸透に役立つのです。

3つ目の理由:会社を公器として育てる

経営方針は、会社の存在目的である「基本理念」を実現するための経営判断の指針ですから、経営方針をつくるときに、社長が会社を私物化するような内容のものは作れません。

基本理念をつくるときに必ず出てくるのが、

  1. 社会や地域への貢献
  2. 顧客第一主義
  3. 社員・協力会社・仕入先など事業に関わるすべての人の幸福増進

です。各社の事業内容や、言葉の定義には違いがあっても、本物の経営理念にはこれらの要素が含まれています。

ビジネス発展コーチングでも、社長とセッションを繰り返すうちに、必ずと言っていいほどこの3つの要素が出てきます。これら3つは、いずれも「私」を離れた「公」のためのものですから、それらを実現するための経営方針も「公」のためのものになるはずです。

そのように公のためにつくられた経営方針が公開されることで、社員たちも会社を公器として考えるようになり、愛社心が醸成されていくのです。

以上、経営方針の大切さについて述べました。経営幹部と従業員の成長を促し、会社を公器として正々堂々と発展させたいとお考えの方は、ぜひ当社のサービス「ビジネス発展コーチング」をご利用ください。経営方針を含めた本物の経営理念の構築をお手伝いいたします。

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