小企業がホームページのリニューアルで成功する方法

ホームページをリニューアルする目的は何ですか？

ホームページをリニューアルしたいと思っている小企業の社長に、「ホームページをリニューアルする目的は何ですか？」と尋ねると、ほとんどの方が「そろそろデザインに飽きてきたから」、もしくは「今のホームページでは売上につながらないから」とお答えになります。

前者のデザインに「飽きてきた」とお答えになられた社長は、悪く言えば、応接室に飾ってある絵画のようにホームページを見ている人だと思います。「そろそろ飽きてきたので変える」という具合です。

この場合は、ホームページのリニューアルは、「以前よりも気に入ったデザインになったかどうか？」で成功の可否が決まるということになります。

また、後者の「ホームページで売上を上げたい」と考えている社長の場合は、当初、「どこの企業もホームページを持ってるし、お問い合わせが増えたり、売上アップにもつながるらしい」ということで、ホームページを制作されたのだと思います。ところが、ホームページを制作してから２～３年ほど経っても、まったく市場からの反応がないことに気づき、リニューアルしたいと思うわけです。

この場合のホームページ・リニューアルの成功の可否は、「売上がアップしたかどうか？」ということになります。

このコラムでは、デザインの良し悪しよりも、売上がアップするホームページを作る方法について考えてみたいと思います。

今のホームページで売上が上がらない理由

まず質問です。「今のホームページの制作は誰に依頼しましたか？」

もちろん、ホームページ制作会社に依頼をしたと思いますが、その会社の本業は広告代理店やデザイン会社である場合も多いと思います。

このような会社が制作したホームページは、デザイン的な見栄えが良くても、たいてい売上アップは見込めません。なぜなら、広告やデザインを専門としている会社は、優れたキャッチコピーやデザインのホームページを制作することにおいてはプロフェショナルですが、「ホームページで集客をする」ことを目的としたホームページのつくり方をしないからです。

売上アップのために必要なこと

これらのことを３Ｃ（Customer：顧客、Company：自社、Competitor：競合）で考えてみましょう。これをホームページに当てはめてみると、

• 顧客 ＝ 検索者
• 自社 ＝ 自社サイト
• 競合 ＝ 検索で上位ヒットしている競合サイト

となります。

顧客である「検索者」は任意の検索ワードで上位ヒットしている自社サイトや競合サイトに訪問し、ホームページの内容を確認して依頼をしてきます。そのときに、自社サイトと競合サイトを見比べて、より高い付加価値を提供してくれると感じる方に依頼をしているはずです。

つまり、ホームページで売上をアップさせるためには、第一に、競合サイトと同程度か、それ以上の上位ヒットをさせる必要があるわけです。

そして、第二に、競合サイトと比べて、商品、サービス、会社そのものに対して、より大きな付加価値を感じてもらえる、そのような魅力をホームページに表現する必要があるのです。

「売上が上がるホームページ」にリニューアルする前にするべきこと

ホームページで売上をアップするために必要なことを考えてきました。

すでに素晴らしい商品やサービスをお持ちの会社は、以上のことを考慮してホームページをリニューアルすれば、売上がアップする可能性が高いと言えます。

しかし、いくら良いホームページを作ったとしても、商品やサービス、会社に魅力がなければ、ホームページからの売上は上がらないのです。

また、良い商品やサービスを提供するためには、従業員の対応が素晴らしくなければなりません。そのためにも、自社の商品やサービスに自信をもってもらう必要があります。

自社の商品やサービスに対する自信は、競合他社よりも魅力のある優れた商品やサービスであることへの自信です。そのような商品・サービスを開発するためには、市場調査などももちろん必要ですが、その前に、社長の成功への熱意が必要です。その熱意が生まれる元になるのは、社長の心底から湧き出す「世の中の役に立ちたい」という思いです。その思いが根底となって会社の存在目的が示された「正しい経営理念」です。

関山式 経営発展コーチングでは、正しい経営理念の構築から始め、新商品・サービスの開発などを通じて、貴社を発展に導くための仕組みをご提供します。

ホームページのリニューアルで、売上アップを目指されるのなら、ぜひ、関山式 経営発展コーチングにご依頼ください。あなたの会社の売上アップの勝ちパターンを共に構築いたしましょう。