集客力のあるホームページ制作のための考え方
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異なる業種、異なる規模のホームページを研究すべき
ホームページの打ち合わせで、ときどき次のような質問をされることがあります。それは
当社と同じ業界、同じような規模の会社のホームページを制作したことはありますか?
この質問をされる社長は、他の会社のホームページはどのようにしているのか気になっているのでしょう。しかし、私はこの質問には、次のように答えるようにしています。それは
他の会社のホームページのことが気になるのかもしれませんが、それを知ることは、貴社にとってまったく意味がありません。なぜなら、他のホームページは貴社と同じことをしているからです。
もし他の会社と違うホームページが作られたとしたら、その会社は成長するから規模が違ってきます。
それよりも、異なる業種、異なる規模の会社のホームページを研究することで、競合他社よりも優れたホームページを制作することができます。
「隣の芝生は青い」とも言われるように、競合他社のホームページは気になります。そのホームページはどのようにしているのかを研究することは大切ですが、競合他社のマネや追従をしているだけでは、競合他社に勝つことが難しくなります。それよりも、異なる業種、異なる規模の会社のホームページを研究することで、競合他社とは異なるホームページを制作することができます。
競合ホームページに勝つための考え方
ホームページで中小企業が大企業に勝つ方法
ホームページ集客では、競合他社よりも強いホームページを制作することが求められます。そのためにはある程度の予算や人員などのリソースが必要になります。
ところが多くの中小企業では、ホームページにかけられる予算が大企業と比べて圧倒的に少ないです。人員もいませんし、時間もありません。しかし、そういったリソースがないからと言って、ホームページ集客では大企業に勝てる方法があります。
大企業のホームページにも必ず弱みがあります。その弱みを攻めるようなホームページを制作することで集客を可能とします。
桶狭間の戦いからの学び
このように相手の弱いところを攻める作戦は、人数で圧倒的に劣勢の信長軍が今川軍を破った桶狭間の戦いでも見られます。
1560年、世は戦乱のときです。織田信長は今川義元に大軍勢で攻め入られました。その戦力差は10倍ほどあったと言われています。平地で戦えば、一瞬で勝負が決まり、織田軍が敗れてしまいます。
そこで、信長は大軍隊が攻め上ってくる山道の脇に隠れて今川軍を待ち伏せすることにしました。山道は細いので大群の兵士たちは、「長蛇の陣」と言って、長い列になって進むことになります。そこを大将である今川義元が通過します。そこを織田軍は一斉に襲いかかり奇襲攻撃しました。
今川義元の近辺を警護している兵士たちは、せいぜい300名程度でしょう。織田軍はそこを3,000人で襲ったとしたら、局所的には圧勝できます。
当時の戦いでは大将を討ち取ったら戦いは終わりです。今川義元を討ち取られた今川軍は戦意喪失で総崩れとなりました。
桶狭間の戦いからも参考になるように、大企業のホームページでも勝つ方法があるはずです。そのための方法は、桶狭間の戦いの前の織田信長の行動からも参考になります。それは、織田信長は桶狭間の地形を自ら調査し、また今川軍の動きを把握していたと言われています。
織田軍は大軍勢に攻められ、生きるか死ぬかの瀬戸際でした。そのときにちょっとしたミスがあっては、織田家は滅びかねません。そのような崖っぷちのときは、大将自ら情報収集し、最前線で指揮もしました。
まずは、競合ホームページの情報収集から
この行動をホームページ制作に当てはめると、競合他社のホームページを分析し、どのように集客をしているのかを把握することだと思います。相手のホームページのことが判ったら、どのようにしたら競合他社のホームページをかいくぐり集客ができるのかを考えます。
また、そのような行動は部下に任せきるのではなく、社長自ら情報収集し分析し、ご自身で納得されたホームページを制作すべきだと考えます。
普段から情報収集と分析を
大局観と小事を忘れずに
情報収集には大局観と小事があります。
大局観とは全体の流れです。ご自身が経営されている事業の業界情報や経済情勢、ネット集客の手法など、大きな領域での流れです。小事とは、自社ホームページの更新状況やアクセス状況、訪問キーワードなどです。
経営者は大局観が求められることが多いかもしれませんが、案外小事の中に未来につながるヒントが隠されていることがあります。
私が長年ホームページを活用した集客方法を研究してきた中で発見したことですが、ホームページにアクセスしてきた意外なキーワードから、未来のヒット商品の開発につながるという、興味深い経験がありました。このことについては、またの機会に述べたいと思います。
新しい集客手法はまず分析から
ホームページ集客には、SEO対策での集客、リスティング広告を活用しての集客、SNSを活用しての集客など、さまざまな手法があります。そのような手法を普段から情報収集し、その手法について分析することが大切です。
集客手法を新しく発見したとしても、すぐに取り掛からず、まずは分析してください。その集客手法のメリットやデメリット、自社のスタイルに合うかなどを分析します。
その分析結果を社長ご自身で分析し、実施するかどうかを決めてもかまいません。分析結果に自信がない場合は、私のようなコンサルタントに相談することも良いでしょう。
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