関山式 経営発展コーチング
経営理念の構築

動機、志、熱意、初心

まず、社長とのコーチング・セッションのなかで、創業時や、事業を継いだ時のエピソードについてお話を伺います。このなかで、社長自信が大切にしている価値観や、会社をつくろうと思った動機、志、熱意、初心といった、会社の精神的な背骨にあたる内容を引き出してゆきます。

正しい基本理念の構築

社長の価値観を、「使命感」にまで高め、社長自身の言葉を使って、明確な文章に変換して、『基本理念』を創り上げます。正しい基本理念が明文化されると、見る度に社長自身がやる気に満ち満ちてくるので、正しい基本理念が出来たかどうかは社長ご自身がすぐに判ります。

全社目標の設定

次に、経営理念を具体化した『ゴール』(＝全社目標) を設定します。「このゴールを達成した状態が、基本理念が実現した姿である」言える、是非とも達成したい全社的なゴールを定めます。

中長期計画、短期目標の策定

全社目標を数字に落とし込み、それを実現していくための中長期計画を策定いたします。30年という長い期間の長期計画を策定される社長様もいます。それを分割して3～5年後に実現する中期計画に落とし込みます。これらの計画は、腑に落ちるまでコーチングセッションを繰り返して練りこみます。

中期計画を、より具体的な1年の短期目標にし、社長ご自身や会社全体で行うべきことを明確にします。

経営方針の策定

さらに、全社目標を達成するために取るべき『経営方針』を定めます。これが、苦難困難を乗り越えてゴールを達成するための「経営判断の基準」となります。経営方針が明確になると、社長の判断を社員たちに伝える時に、説得力が増してきます。

行動指針の策定

最後に、社長自身をはじめ、全社員と共有する、いくつかの『行動指針』を策定します。会社では、日々に社員一人ひとりがそれぞれの現場で、自分で考え、判断し、行動しています。『行動指針』は、一人ひとりの立場で考え、判断する時の材料となり、その結果としての行動が、経営理念に基づいた正しいものかどうかを測るモノサシとなるように、具体的な内容に練り上げます。

スローガンの作成

経営発展コーチングでは、ここまでのセッションノートに記録した社長自身の言葉を振り返り、その中から経営理念に関する重要なキーワードを抽出してゆきます。それらのキーワードを煮詰めていくことで、社員全員がすぐに記憶でき、一人ひとりが行動指針にできるシンプルかつパワフルな言葉「スローガン」に変換します。

クレドの作成

経営理念をより深く学び、実践するための「心得」をいくつかの項目にまとめます。そして、経営理念浸透の下準備として、クレドを基にした学習会の仕組みをつくります。お客様に感動を与えるサービスの基礎になります。

経営理念浸透研修テキスト作成

経営理念は社長自身の言葉を紡いで構築したものです。それに基づいて、経営理念浸透研修のテキストを作成します。

経営発展コーチングでは、社長自ら経営理念に基づいて行動していただきます。その経営理念に基づいて行動する社長の姿を見て、社員は経営理念を学ぶ姿勢になります。