ホームページで売れるための2つのハードル

ホームページを活用して売上アップをするためには、それこそ「売れるホームページ」を制作する必要があります。制作されたホームページで商品やサービスが売れるためには、２つのハードルを越える必要があります。

１つ目のハードルは、検索エンジンです。

２つ目のハードルは、コンバージョンです。

この２つのハードルについて説明したいと思います。

検索エンジンのハードル

Amazonや楽天などのショッピングモールを最初から使用する人は別として、人がネットで商品やサービスを探して購入するためには、GoogleやYahooなどの検索エンジンで検索をして、欲しいものを探します。

ということは、自社の商品やサービスがどのようなキーワードで検索をされるか調べ、そのキーワードで検索したときに10位以内にランクインするように、上位ヒットさせる必要があります。このように、ホームページを検索結果で上位ヒットさせる手法のことを、「SEO対策」といいます。

また、検索結果に表示されたタイトルの中から、自社のホームページをクリックして開いてもらう必要があります。

検索エンジンでの検索結果には、基本的にリスティング広告のホームページと10個の自然検索結果が表示されます。SEO対策で狙うのは、自然検索結果での上位ヒットです。

しかし、いくら検索結果の1ページ目に入ったとしても、10位であれば、1位と比べて圧倒的にクリックしてもらえる率が低いことが知られています。やはり、1位を目指してさらなるSEO対策を行うべきです。

なお、検索結果をクリックする割合のことを、「クリック率（CTR）」といいます。

ホームページを制作したばかりであれば、どのようなキーワードでも上位ヒットしにくいものですが、最初のうちはリスティング広告を活用するとよいと思います。

そして、SEO対策をしっかり行っていき、さまざまなキーワードで恒久的に上位ヒットするようになれば、自然検索からのアクセス数が増えてくるので、リスティング広告の広告宣伝費を減らしていくことができます。

コンバージョンのハードル

コンバージョンとは、ホームページに訪れた人が商品やサービスを購入することです。その割合のことを「コンバージョン率（CVR）」といいます。

どうすれば、コンバージョン率を高めることができるかは、ランディングページを制作したり、購入ボタンの色を変えたりと、さまざまな議論があります。しかし、基本的には、検索者が知りたい情報をしっかりと掲載することです。

ネット・マーケティングに強いホームページ制作会社であれば、どのようなコンテンツを掲載すればコンバージョン率が高まるかを、おおよそ把握していると思います。当社であれば、企業を相手に商品やサービスを訴求するためのランディングページ制作を得意としているように、それぞれの強みがあります。

少しだけ、企業向け商品・サービスを販売するホームページ制作のノウハウを述べておきますと、「誠実さが伝わる文章を書くこと」です。

ホームページの文章づくりは、存外時間がかかるものなので、専門家に文章づくりを依頼した方が、圧倒的に時間とコストが節約できます。

しかし、ホームページ制作会社で、制作費が極端に安いところは、ホームページの文章を発注者が作ることが多いので、ご注意ください。なぜなら、文章づくりはとても時間と労力がかかり、ホームページをデザインしたりプログラミングしたりする能力とは異なる、「マーケティング」や「コミュニケーション」などのスキルが必要となるためです。

ホームページを資産にまで育てて維持する

検索エンジンとコンバージョンの２つのハードルを越えられるホームページのことを、当社では「売れるホームページ」と定義しています。また、この２つのハードルを考慮して集客するマーケティング手法のことを「検索エンジン・マーケティング（SEM）」といいます。

SEMに成功したホームページは、大きな広告宣伝費を投入しなくても、勝手に売上アップに貢献してくれる状態です。ホームページが優秀な営業マンに育ち、ホームページがお金を生み出す資産の一つとみなすことができます。

そのようなホームページは、基本的にサーバー代とドメイン代を払い続ける限り、売上アップに貢献してくれます。

そのようなホームページにも、定期的なメンテナンスが必要です。消費者の傾向や検索順位が日々変化するためです。ホームページをメンテナンスし、検索順位やコンバージョン率をさらに高めていくことができます。

メンテナンスの方法は、主に２種類です。「SEO修正」と「ページ修正」です。SEO修正で、さらなる検索上位化を狙い、ページ修正でコンバージョン率を高めます。このメンテナンスは、「検索順位測定」と「アクセス解析」を根拠に行うと効果的です。